「昨日まで何でもなかったのに。」急に来る肩の痛み。
腕を動かすこともできません。
最近、四十肩、五十肩は夏に多く起きる傾向にあります。
中高年だけでなく若年層にも同じ症状がみられます。
(夏に四十肩・五十肩が起きる要因)
〇夏の薄着やエアコンの冷房で、冬よりも肩が冷えやすい環境にある。
⇒肩関節周辺の血管や筋肉が収縮する。
〇夏場、暑くて体を動かす時間が減少する。
⇒普段肩をあまり使わないと、肩関節が硬くなってしまう。
⇒肩が滑らかに動かなくなる。
この状態で急に無理な動作(重いものを持ち上げたり、無理な姿勢で腕を伸ばす等)をすると、炎症が起こりやすくなる。
⇒四十肩・五十肩を発症。
☆四十肩・五十肩 病期ごとの対処法
〇急性期(約2週間程度)
肩に激痛。直後は肩関節が炎症を起こしているので動かさなくても痛みがあります。
⇒炎症が収まるまで無理をせず患部を安静にしましょう。
〇慢性期(約2-4か月程度)
炎症は収まってきたが肩を動かすと痛い。後遺症の癒着が進み肩の動きが悪くなる。
⇒癒着が進行する時期。癒着が進行しないように痛くない範囲で温めて動かす。
〇回復期(約3-6か月程度)
痛みはなくなるが、癒着が進み肩関節が動かなくなる。
⇒慢性期よりも積極的に肩を動かしましょう。ラジオ体操等いろいろな運動をよく温めながら行います。
☆回復期になる前に適切な運動・治療を受けていれば癒着はほとんど残らなくなります。