入浴には「温熱」、「水圧」、「浮力」という3つの効果があります。
これらの効果によって体は温まり、筋肉が緩んで疲れが和らぎ、心は落ち着いたリラックスモードになります。
〇温熱
お湯につかると、体が温まり皮膚の毛細血管や皮下の血管が広がり、血流がよくなる。
(温熱の効果)
-体内の老廃物や疲労物質の除去
-コリがほぐれ疲れが取れる。
-内臓の働きを助け、自律神経を整える。
〇浮力
お風呂位に浸かると、浮力が働いて体重は約9分の一程度になる。
(浮力の効果)
普段体重をさせている筋肉や関節は、その役割から解放され、緊張からくる脳への刺激が減少し気分がリラックスします。
〇水圧
お風呂に浸かると、ウエストを3-6cmも縮めるほどの水圧がかかる。
(水圧の効果)
-圧力で、足に溜まった血液が押し戻され、心臓の働きを活発に し、血液の循環を促進する。
-腹部にかかる水圧が横隔膜を押し上げて肺が圧迫され、空気を補うために呼吸の回数が増え心肺機能が高まる。
〇効果的な入浴のポイント
-就寝の2-3時間前ぐらいに入浴する。
寝る直後だと神経が高ぶり寝疲れないこともある。
-朝入浴するときは熱めで短時間に入りましょう。
-一日の疲れをとるには39-40℃ぐらいのぬるめの湯で5-10分程ゆっくり入ること。寒く感じるときは浴室内の温度を上げるとぬるめでも快適に入れます。
体がだるい、肩、腰が痛い、疲れが取れないときにはゆっくり時間をとって入浴しましょう。