例年だと残暑が厳しくなる8月から9月におきる”夏バテ”症状。
今年はすでに7月から症状が出ている患者さんが多いようです。
このまま疲れを残していると、気温が下がった時期に一気に体調不良を起こしてしまいます。
(夏バテの原因)
〇原因1 睡眠不足、室内と外との温度差等
⇒体内リズムの乱れや体温調節を無理に行うことで自律神経の疲労を引き起こす。
〇原因2 ビタミン・ミネラル不足
⇒あっさりした食事による栄養の偏り、汗をかきすぎにより水溶性のミネラルやビタミン(B1,B2,B6,B12,C等)も排出されるため、ミネラル不足が慢性的に続く。
⇒神経や筋肉の機能低下やエネルギー代謝の乱れを起こし、夏バテの症状を引き起こす。
〇原因3 胃腸の働きの悪化
⇒冷たい物や食べ物を食べると、胃腸の温度が下がり、胃液が薄まったり、お腹の血管が収縮して血流が悪くなる。
⇒これにより消化力が低下したり、胃腸の動きが弱くなったりして、消化不良や胃のもたれを起こす。
結果;夏バテの症状になる。
(疲労感、倦怠感、脱力感)
(夏バテ対策)
〇疲労回復効果のあるビタミンB1をとる。
豚肉、うなぎ レバー とうふ 納豆海藻など。
冷たいものは控えめにし、なるべく温かい飲み物や食べ物を選ぶようにしましょう。
〇すっぱい食べ物を食べる
クエン酸、酢酸は疲労物質の原因(乳酸)を取り除いてくれます。(レモンやかんきつ類、梅干し、梅サワー等)
〇ぬるめのお風呂(39-40℃)に入って睡眠を十分にとる。